Z440のCPU換装(1630v3→2660v3) その①
このブログ、一応「ゆる〜く、カメラとITと」と言いながら最近カメラのことばっかりでしたので、たまにはIT系の記事でも。
私の家には中古で入手したHP社製のワークステーション「Z440」があるんですけど、最近のテレワークでの検証作業に活躍してくれてます。 仕事柄、色々なOSを使っての検証とかすることが多いんで、VMware Workstationで仮想OSを立ち上げて実験・検証、という感じです。 メモリは無駄に盛りまくって48GBにまで増設済み(笑)いや、メモリの多さは正義ですよ(-。-)y-゜゜
ですがCPUはXeon E5-1630v3という、4コア8スレッドのCPUで、Xeon E5シリーズとしては下位のクラスでしょうか。 仮想マシンをたくさん立ち上げると流石にCPU負荷がボトルネックになるときがありますんで、もうちょいコア数の多いCPUにしたいなあ、とか前から思ってたんですよね。 この先もテレワークが続く予定でもありますので、作業効率を上げるためにもちょっとCPU換装にチャレンジしてみますか!!
Z440はチップセットにワークステーション用の「C612」が使用されていて、Z440自体はCPUソケットは1つですが、2ソケットに対応した2600系のXeonでも使えるようで。 実際、Xeon E5の2600系のCPU積んだZ440が中古で売られてますので、同じソケット形式(FCLGA2011-3)に対応しているCPUなら使えるみたいですね。
Xeon E5のV3世代は、ざっとこんな感じのシリーズ分けでしょうか(個人の感想(笑))
・1600系
シングルソケット用でワークステーション向け。コア数は2600系に比べて控えめだがベースクロック、ターボブーストクロックが高い。
2ソケットに対応したサーバ向け。1600系に比べてコア数が多いものも選べるが、コア数が増えるとその分クロックは抑えられる傾向。
・4600系
4ソケットに対応したハイエンド向け。一般にはほぼ出回ってないんじゃないかと。
あまりコア数を重視しちゃうと通常のクロックとかが低くなるので、VMware使うとき以外に影響出ちゃうかなぁ? なので、10コア以上でそこそこのクロックにもなり、なおかつお値段が安い(これ重要(笑))CPUはどんなだろうか?と、オークションとか探してみて見つけたのが、Xeon E5 2660v3。
ベースクロックは2.6GHzですが、ターボクロックで3.3GHzまで上がるので、まぁ良いんじゃないでしょうか。 ちなみに既存の1630v3はベース3.7GHz、ターボ3.8GHz。
コア数は1630v3の4コアから、2660v3は10コアと2.5倍増(^^) そして、オークションでお値段が1万ちょいくらいの出物があったので、よし!これにしよう!と入札して競争無くあっさり落札。 まぁこんなサーバ向けCPUは一般のニーズ低いでしょうしね(^^;
で、届きましたので早速換装!・・っとその前に比較用に1630v3時のベンチマークでも取っておこうかしら。 ゲームはしないので、適当にCPU-ZとCINEBENCHでベンチマーク取ってみました。
CPU-Z(CPU情報)
Max TDPが140Wもあったんですね。 結構な電気食いだったのか?
Referenceで同じ4コア8スレッドのCPUだとCore i7 7700Kがあったので、それと比較してみますと、25%ほど劣っている感じでしたね。 まぁ世代も違いますし、ターボクロックの速度の差もありますからね。
CINEBENCH R23(マルチコア)
マルチコアのスコアは4199、Core i7 1165G7にちょい劣る感じのようですね・・って、1165G7って、モバイル用CPUやんけ(;゚Д゚) 最近のモバイル用CPUはすごいもんですねぇ(隔世の感)
CINEBENCH R23(シングルコア)
シングルコアのスコアは761、Core i7 4850HQに僅差で勝っている・・って、こっちもモバイル用CPUやんけ!(T_T) ちょっと悲しくなってきた(笑) しかも4850HQとかだと同じHaswell世代なんじゃないかな? デスクトップ用CPUの利点はどこへやら・・(笑)
ふと、CINEBENCH R23実行中のCPU温度ってどんなもんですかい?と思いましたので、HWMonitorで監視しながらベンチしてみました。
室温20℃で、ベンチ中のCPUはMax 73℃くらいまで上がるようでした。 Max TDP140WのCPUですけど爆熱というわけではなさそうですね。
1630v3のベンチはこのへんで。 そして、ちょっと長くなってきましたので、続きは次回に!!(^ ^)/